手軽な脱毛アイテムとして、家庭用脱毛器や脱毛クリームがありますけど、満足できる結果は得られませんし、もちろん永久脱毛は無理です。
きちんと脱毛したいのであれば、医療機関である医療脱毛クリニック、または脱毛サロンで処理してもらうしかありません。
そこで費用の面も頭に浮かびますけど、医療機関である医療脱毛クリニックで保険証は使えるのでしょうか?
Contents
医療脱毛クリニックで健康保険証は使えない
健康保険が適用になるのは「治療をしなければ、日常生活に支障をきたす疾患(しっかん)」が前提。
これを理解していれば、クリニックで保険証が使えるか、使えないのか判別できます。
美容クリニックは医師が男性と女性の悩みを解決する医療機関ながら、顔の整形、痩身、豊胸、審美歯科(歯列矯正、インプラント)AGA(男性型脱毛症)治療等は疾患の治療ではありません。
薄毛が気になっていても、日常生活に支障をきたす疾患とは見なされないのです。
実際、「ハゲで悩んでいて、日常生活に支障をきたしているんだ!」というAGA患者の叫びが多いのですけど、AGAは保険証を使って治療を受けることはできないのです。
顔のヒゲや腕の毛、胸毛、下腹部の毛、足の毛が生えていても、日常生活に支障をきたすものではありません。男性は体の各パーツに毛が生えていて当然です。
脱毛処理は疾患を治すわけではありませんから、医療機関の脱毛クリニックで健康保険証は使えないのです。
ちなみに、男性なら知っている「包茎」の中で、真性包茎とカントン包茎であれば、泌尿器科で健康保険証を使うことができます。しかし実際、多くの包茎に悩む男性は包茎治療クリニックで治療を受ける人が多いのです。
[関連記事]
脱毛は自由診療
医療脱毛クリニックで脱毛処理を受ける場合、自由診療です。全て実費負担。
現金一括払いが理想ながら、金額によってはクレジットカードで分割払いを選択する人も多いことでしょう。
厚生労働省は脱毛処理は医療行為と定めているため、医療脱毛クリニックでのレーザー脱毛は健康保険が使えるものと勘違いしている人がいるようです。
禁煙外来は健康保険が適用になりますから、漠然と医療脱毛クリニックでも同様に健康保険が使えるのではと思っている人がいるのでしょう。
医療脱毛クリニックは医療機関ですけど、健康保険は使えないのです。
ムダ毛は病気ではない
昔から、女性のムダ毛処理のニーズが多く、それに応えるかたちで脱毛クリニックや脱毛サロンが増加しました。そして近年、男性のムダ毛処理のニーズが増えているのは確かです。
しかしムダ毛、言い換えますと体毛が生えているのは人間にとってごく自然なことで、女性の体内にも微量の男性ホルモンが分泌されています。
いずれにしましても、体毛をムダ毛と感じて脱毛する理由は自分の容姿をより良く見せたい、毛を処理する手間から解放されたいからです。
ムダ毛は病気ではない以上、健康保険の適用外となるのです。
AGA治療を受けて脱毛する男性
AGAとは男性型脱毛症。AGA治療とは、頭の薄毛を治す治療。
「AGA治療を受けて脱毛する」という一文を見て、
「どういう事?」
「頭の髪が生えてきたのに、脱毛するの?」
なんて思いましたか?
AGAとは、額から頭頂部にかけて頭髪が薄くなってしまう症状。早い人は20代から悩み始めます。
このAGA対策、治療方法としてAGA治療薬が知られています。毎日、発毛と育毛のための内服薬を服用することで、ハゲを治す治療です。
AGA治療薬の効果は高いこともあって、日本国内でのAGA治療薬の使用量は増加傾向にあるようです。
毛生え薬の副作用
このAGA治療薬を簡単に言えば「毛生え薬」。
AGA治療薬で頭髪だけがどんどん生えてくれればいいのです。しかし実のところ、薬の副作用で腕や指、足が毛深くなることがあります。もちろん、これは個人差がありますから人によります。
ま、気にならない人は気にならないのです。
しかし、気になる人は気になるもの。
そこで、AGA治療をしながら、医療脱毛クリニックや脱毛サロンに通う男性もいるのです。
費用がダブルでかかって大変ながら、髪のAGAを治療しながら、それ以外は脱毛するのが時代のトレンドなのかもしれません。
ヒゲ脱毛はデザイン脱毛も可能ですから、毎日のヒゲの手入れが楽になります。
ところで、医療脱毛クリニックでアゴ髭や腕、足の毛を脱毛しながら、その抜いた毛を頭皮に植毛したら?なんて想像してしまうのは、管理人だけでしょうか?
医療脱毛クリニックと自毛植毛クリニックが合体するのです。
但し、今の脱毛クリニックの脱毛方法は脱毛機器でレーザーを照射して毛乳頭を破壊しますから、その抜いた毛を移植しても成長しないかもしれません。
最先端の医療技術で手足のムダ毛を抜いて頭皮に移植すれば、これは自毛植毛。副作用は無いのではないでしょうか。
かねてより、再生医療やIPS細胞の活用が研究されていますから、そう遠くない将来、そんな脱毛と植毛を同時進行で行う治療方法が開発されるかもしれません。
あっ!
すね毛や腕の毛は短いから、頭皮に移植してもたいして成長しないかもですね。(・_・);
[関連記事]